衛生管理を徹底しより地域に寄り添う施設に

JAみなみ信州
テープカットし事業を開始した「虹の味工房 あじ彩」
テープカットし事業を開始した「虹の味工房 あじ彩」

JAみなみ信州のグループ会社、(株)ジェイエイサービスは15日、新築移転工事を進めてきた同社の仕出し事業を行う「虹の味工房 あじ彩」(飯田市長野原)が完成し事業を開始した。同施設は衛生管理に重点をおき、エアシャワーなど施設内の設備をはじめ、作業工程も含めた異物混入予防のための環境づくりを徹底。新築移転を記念し同社で企画した「お弁当コンテスト」の表彰式も併せて行われ、新施設の営業開始を盛り上げる。
これまで利用してきた飯田市上郷の施設は1987年にJA金融、生活店舗として建設。店舗の閉鎖に伴い2007年から「虹の味工房 あじ彩」の拠点として使用してきた。老朽化や耐震基準などに課題があったことから本社構内に新築移転した。新施設は鉄骨造平屋建て、延べ床面積672平方メートル。
オープンに先立ち執り行った竣工式には同社役職員、JA役職員、近隣住民、施工業者らおよそ40人が参加した。
同社の久保田幸宏代表取締役社長は「衛生管理に最も重点をおき安心して利用してもらえる施設が完成しました。これまで以上に地産地消にこだわり、組合員、地域の皆さんに寄り添い喜んでいただけるよう社員一丸となって取り組んでいきます」とあいさつした。
オープンに併せ行ったお弁当コンテストは地産地消をテーマに募集し、23作品の応募があった。最優秀賞には同JAエプロンサポーターの古田江味子さん(下條村)、清水真美さん(下條村)の“春のがっつり弁当”が選ばれた。
今回選ばれた最優秀賞1品は4、5月限定、優秀賞2品はそれぞれ6、7月と8、9月に予約限定で販売していく。

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