稲作体験顔合わせ式/食農教育の教材本受け取り、稲作学習の一歩踏み出す

JA信州諏訪
JA理事らが児童一人ひとりに教材本を手渡した「稲作体験顔合わせ式」
JA理事らが児童一人ひとりに教材本を手渡した「稲作体験顔合わせ式」

茅野市立金沢小学校5学年は4月13日、同小学校で「稲作体験顔合わせ式」を行った。JAの金沢地区の矢島知子理事、野口茂和理事と同校の稲作を毎年支援する矢島喜久雄さん、JA茅野中央支所の白鳥誠統括所長が出席。児童は、食農教育の教材本「農業とわたしたちのくらし」の配布を受け、期待を胸に稲作学習の一歩を踏み出した。
同校は毎年、学校近くの水田で稲作体験を行っている。JAは、矢島さんからの協力要請をきっかけに、2021年度から支援している。
式では、白鳥統括所長が稲作体験の今後の予定について説明。出席者の自己紹介を行った。矢島理事は「米づくりの勉強を通して、故郷のことを知り、もっと好きになってください」と呼びかけた。野口理事は「ウクライナ情勢で小麦の値段が上がっている現在、日本の主食である米を大切にしていく必要がある。おいしいお米をつくって、たくさん食べましょう」と訴えた。
教材本を手にした大島遼くん(10)は「給食が大好きなので、『給食の食材は何かな』のページが気になる」と興味津々。米づくりに向けて「家でやったことはあるけど、皆とできるのがとても楽しみ」と瞳を輝かせた。
「農業とわたしたちのくらし」は現在、JAの各支所・営業所が地元の小学校(全28校)に計1880冊を届けている。

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