令和3年度JA上伊那肉牛部会定期総会/厳しい情勢を乗り越え新年度へ/JA上伊那肉牛部会

JA上伊那
表彰で賞状を受け取る生産者
表彰で賞状を受け取る生産者

JA上伊那肉牛部会は4月14日、伊那市狐島のJA本所で令和3年度JA上伊那肉牛部会定期総会を開いた。生産者やJA役職員ら23人が出席。部会の表彰や令和3年度事業報告、令和4年度事業計画、役員改選など4議案が承認された。役員改選については、新たに駒ヶ根市赤穂の加藤忠志さん(63)が就任した。
表彰では和牛や交雑種、和牛素牛の中からオスとメスで分け、それぞれ最高金額がついた生産者6人を表彰した。
令和3年度は新型コロナウイルス感染症の影響による観光・飲食業界の消費減少を受け、和牛といった高級食材の動きが鈍化し相場は低迷。素牛相場にも影響が出た。生産面では飼料・資材が高騰し、さらには輸入牧草の遅延による牧草の枯渇など厳しい年となった。同部会は牛肉の消費拡大を目的にJA農産物直売所「あじ~な」や管内のA・コープ店などで牛肉の販売活動などを行った。
令和4年度は肉牛経営安定のため、「1・肉牛生産技術向上と肉牛経営安定対策、2・優良素牛の確保と肉牛生産基盤体制の推進、3・消費拡大への取り組み」など計7項目を推進していく。
あいさつで御子柴茂樹組合長は「肉牛事業は農・工・商の連携においては重要な事業。体調に留意して現場でがんばっていただきたい」と激励した。

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