水稲播種プラント始まる/労働力軽減、生産コスト削減

JA信州諏訪
種もみを補充する人、均等に育苗箱に入っているか確認する人に分かれて効率的に作業を進めたJA北部集荷所の「水稲播種プラント」
種もみを補充する人、均等に育苗箱に入っているか確認する人に分かれて効率的に作業を進めたJA北部集荷所の「水稲播種プラント」

JA信州諏訪の水稲種まき受託作業「水稲播種プラント」が4月上旬、始まった。JA職員・アルバイト従業員が、播種機と人力を駆使して作業にあたっている。生産者の労働力軽減、生産コストの削減につなげる考えだ。
茅野市のJA北部集荷所では、7~21日の10日間で、「あきたこまち」「コシヒカリ」など8品種、育苗箱で約3万枚分を用意し、順次生産者に引き渡す。12日は、JA茅野市営農センターの職員とアルバイト従業員8人で作業。播種機は、育苗箱をレーンに設置すると、肥料、床土、種もみ、覆土の順に、自動的にセットされていく仕組みになっている。発芽に大きな影響を与えるため、作業中、職員らは、種もみが均等に蒔かれているか確認。過不足がある場合は、手作業ですばやく補いながら進めた。
湯田坂和臣同所長代理は「御柱祭があり、管理が大変かと思うが、しっかり収量をあげていただけるよう、健苗の供給に努めたい」と話している。
JAは15日から、水稲苗の発芽に向け、種まきをし終えた育苗箱をハウス内に移動させ、温度・水管理を行う「伏せ込み」作業を開始する。管内の田植えは5月中旬頃から始まる予定。

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