水稲育苗センター作業開始/品質の高い「かみいな米」

JA上伊那
専用マットを敷く従業員
専用マットを敷く従業員

JA上伊那の主力品目のひとつである水稲の播種作業が管内で始まった。同JAの水稲育苗センターは北部、南部に各1ヵ所あり、4月30日までに育苗箱27万枚分の播種を予定している。上伊那では「かみいな米」として「安全・安心」「高品質」「良食味」の栽培に取り組んでいる。
飯島町にある七久保育苗センターでは4月8日、開所式が行われ今年度の作業が始まった。開所式にはJA職員と従業員あわせて約20人が出席。同JA南部営農センターの山本郁勇センター長は「種や苗は良くできて当たり前を求められる大変な作業。基本に忠実に、事故がないよう1ヵ月取り組んでもらいたい」と激励した。
この日はコシヒカリ約7000枚を播種した。育苗箱に専用マットを敷き、機械で種もみを播いた後、土を均等にかぶせて出芽室で管理。播種から3日間かけて出芽させ、生産者へ配布となる。同育苗センターが育苗する苗は全て出芽苗で、昨年より3万枚多い18万枚の播種を予定している。
同育苗センター担当者の片桐英俊さんは「育苗は水稲栽培の中で非常に重要な作業。秋に品質の良い米が収穫できるよう、協力して播種、育苗作業を進めていく」と話した。

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