JA信州諏訪営農部は4月7日、原村地域農業研修センターで「小玉スイカ栽培指導会」を開いた。指導会には地元生産者ら7人が参加。5月中旬の定植に向け、圃場準備と必要資材について学んだ。
JAは近年の高温下でも栽培できる新品目として小玉スイカに着目。21年度から試験栽培を行ってきた。小玉スイカは近年の高温下でも栽培が可能。核家族の増加による需要が見込め、冷蔵庫にも保存しやすい。栽培品種はピノガール。小さい種とシャリ感が特徴。
同部農業振興センターの柳沢輝佳課長代理が、定植前に行う堆肥施用、マルチ張りなどの各作業や準備資材を説明。「少しでも多くの玉数を収穫したい」と栽培の目標を語った。
参加者の野明和治さん(63)は「スイカは作ったことがないが、肥料の量など栽培の具体的なイメージができた。夏の出荷を目指したい」と話した。
5月下旬には圃場での現地指導会を予定している。