地元産キュウリ強みに

JAグリーン長野
出荷品を見本に荷造り・品質を確認する生産者
出荷品を見本に荷造り・品質を確認する生産者

グリーン長野野菜部会施設果菜専門部で、施設栽培の「キュウリ」出荷が本格化した。昨年より3日早い3月18日に4ケース(1ケース=5kg)から出荷が始まり、気温の上昇とともに、徐々に出荷量が増えた。地元市場を主な販路に、高品質・安定量・品質統一をはかった出荷により産地の信頼を高めながら、生産者手取りの向上につなげたい考えだ。
本格出荷に合わせて4月8日、長野市松代町のJA道島集荷所で生産者15人が出席して目揃会を開催。JA担当職員が出荷規格と販売情勢を説明した。競合産地の出荷も始まるなか、現状の販売単価は前年並みに推移。「地元産」を強みに、地元市場に出荷するほか、価格の底支えとして、学校給食や地元A・コープ等への直接販売なども行い、手取りの向上につなげていくことを説明した。出荷規格では品質・品種をそろえ、曲がり具合や長さ・太さなどの基準に順じ、見栄えを意識し荷造りするよう求めた。
酒井悦男専門部長は「何でも値上がりしている中で、キュウリの価格が上がっていくように、JAや市場に協力をお願いしたい」とあいさつ。松代農業総合センター松橋宏和センター長は「燃料価格の高騰等もあるなかで栽培に取り組まれていらっしゃることも含め、販売の期待に応えられるように努めてまいりたい」と話した。
JAでは、6月を施設果菜のキュウリの出荷ピークに、出荷計画は22,000ケース(1ケース5kg/同班のみ)を見込む。

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