JA信州うえだ丸子地区事業部は、3月28日、上田市長瀬の信州銘醸株式会社で、同事業部職員4人(うち若手職員2人)が酒造りの工程を見学した。
同事業部では、地域の遊休農地を活用し、稲作実習に取り組んでいる。職員自らが農業を体験することで、組合員対応力の向上を目指している。
昨年、同事業部職員が栽培・収穫した、長野県オリジナル米「風さやか」を同社に依頼して、清酒「夢現」を醸造している。今年で3年目となった清酒「夢現」の醸造工程を学び、更に組合員対応力を高めることが目的。
同社の協力で、今回が初めてとなった酒蔵見学では、同社の杜氏から、丁寧な説明を受け日本酒の醸造工程について見識を深めた。
参加した同事業部若手職員は「日本酒の醸造工程を初めて見た。お酒になるまでには厳しい管理の下で、いろいろな工程を経て、おいしいお酒になることを学んだ。今年の『夢現』を大勢の皆さんに飲んでもらえたらうれしい」と話した。
同事業部は、来年の酒造りに向けて、今年も同事業部職員で稲作実習を行う。
今年の清酒「夢現」は、4月上旬に完成し納品される予定だ。