昨年より11日遅い 千曲市でアンズ開花

JAながの
千曲市森で開花したアンズの花を確認する堀内技術員
千曲市森で開花したアンズの花を確認する堀内技術員

JAながのは4月1日、千曲市森地区で観測しているアンズの基準木で、開花宣言をした。基準木の品種は早生種の「平和」。
昨年と比べ11日遅く、平年並みの開花となったが、ここ2年続けて春先の霜や降雪で大きな被害を受けていることからJAや同あんず部会では継続的に警戒をしている。
西部アグリサポートセンターの堀内雄仁営農技術員は「アンズは結実確保が最も重要なので、燃焼資材や防霜資材を使用した積極的な凍霜害対策を実施し、より多くの消費者にアンズを届けられるよう努めていきたい」と話す。
同市森地区・倉科地区は日本最大規模の産地で、「日本一のあんずの里」として名高い。4月中旬の満開時には山里が一面薄ピンクの花色に染まる。その見事さは「一目十万本」ともいわれている。6月中旬から収穫期を迎える見込み。

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