JAあづみは25日、安曇野市立穂高北小学校でJAバンク・アグリサポート基金が発行する食農補助教材「農業とわたしたちのくらし」の贈呈式を行った。28日までに管内12校に1052部贈り、代表して同校で開いた。
丸山一友常務らJA役職員4人が安曇野市立穂高北小学校を訪問し、小松幹校長(55)に教材や、関連DVDを手渡した。
小松校長は「5年生は総合学習の一環で米作りを中心に農業を学んでいるが、それ以外の地域農業にも目をむけていくための学習に役立てたい」と感謝を述べた。
JAは、こどもたちが食・環境と農業への理解を深めるきっかけとなることを願って、同教材本などを2008年から管内の小学校に贈っている。教材はA4番カラー刷り28ページ。
安定した食を各家庭に届けるため流通や農畜産物の全国の産地等をイラスト・写真・グラフをふんだんに使いながら、総合的に学習することで農業に対する理解を多面的に広げていくことを狙っている。加えて、単元を自己の考えや理解を深めることが出来るよう対話を促す形式に一部改訂、消費者目線での発展学習にも活用できる。
丸山一友常務は「食や農に対し、理解を深めるきっかけになれば」と話した。