子どもたちの食農教育に役立てて 補助教材贈呈

JAみなみ信州
代田教育長(右)に教材本とDVDを贈呈した寺沢組合長(左)
代田教育長(右)に教材本とDVDを贈呈した寺沢組合長(左)

JAみなみ信州は18日、子ども達の食農教育に役立ててもらおうと、JAバンク食農教育応援事業補助教材本「農業とわたしたちのくらし」の贈呈式を行った。飯田市大久保町の飯田市役所を同JAの寺沢寿男組合長が訪れ、教材本とDVDを飯田市教育委員会の代田昭久(しろた・あきひさ)教育長へ手渡した。同JAでは3月中に各支所から管内14市町村の小学校42校の新5年生へ向け1,850冊を配布する。
同教材はJAバンクの社会貢献活動の一環として設立したJAバンクアグリ・エコサポート基金が、子どもの農業や食、自然環境、それらに関わる金融や経済活動などに対する理解をはぐくみ、農業ファン層の拡大や地域の発展に寄与することを願って、小学校高学年向けに2008年から毎年作成している。「調べる」「まとめる」「ふかめる」ワークをしながら食と農について理解を深める内容をカラー刷り27ページにまとめている。
教本を贈呈した寺沢組合長は「子供たちが農業に親しむ機会が減っている中ではあるが、食や農への関心を深めるよう教材を活用していただきたい。JAとしても地域の方々や青年部、女性部が行う食育活動を通して子どもたちが農業に触れるような働きかけを行っていきたい」と話した。
教材を受け取った代田教育長は「コロナ禍で子どもたちの体験活動が制限されているのが現状だが、子どもたちにとって体験活動が重要な学びの機会。自分たちの口に入り体をつくる食や農について、自分事として考えるよう活用していきたい」と話した。

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