雪中貯蔵リンゴの掘り出し

JAグリーン長野
掘り出したりんごの品質を確認する職員
掘り出したりんごの品質を確認する職員

JAグリーン長野生産販売部は長野市大岡で3月24日、公共宿泊施設駐車場に雪中貯蔵した「リンゴ」28ケース(1ケース18kg)を掘り出した。農産物の少ない春先の目玉商品として付加価値販売を行う目的で行っているもの。1月20日にリンゴの入ったコンテナ56ケースに雪をかけて埋め、約2か月後のこの日、重機やスコップを使って、半量を掘り出した。
今年は雪が例年よりも多く、寒い日が続いたことから雪が残り続け、掘り出し当日も、コンテナ周囲は約2メートル程度の雪で覆われていた。JA職員が雪を退け、ビニールシートを剥ぐとリンゴの甘い香りに包まれた。会場ではSBCラジオの生中継も入り、レポーターやJA職員がよく冷えたリンゴを皮ごと試食。「シャキシャキ」「みずみずしい」と好評で、雪中貯蔵に手ごたえをつかんだ。生産販売部担当者は「冷蔵庫等で保存していたリンゴとはまた違う味や食感をお楽しみいただけるので、ぜひ多くの方に味わってもらいたい」とPRした。販売は、JA管内のA・コープ3店舗(松代、ファーマーズ篠ノ井、ファーマーズ南長野)の直売コーナーで1kg(3~4個入れ)を販売する。また、JA名に「グリーン」の付く協定「グリーンコネクト」のつながりでJAグリーン近江の管内でも販売予定。4月2週目には残りの半量も掘り出し、販売する予定だ。

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