営農・経済事業 成長・効率化プログラムの最終報告会

JAみなみ信州
報告会であいさつする寺沢寿男組合長
報告会であいさつする寺沢寿男組合長

JAみなみ信州は16日、飯田市鼎の同JA本所でJAや農林中金などが一体となって取り組みを進めてきた「営農・経済事業の成長・効率化プログラム」の最終報告会を行った。JA役職員とプログラム実践支援メンバーのJA長野県中央会、JA全農長野、JA長野県信連の担当者ら60人が参加した。
同プログラムは、「農業者の所得向上」と「地域・JAの成長」の両立を目的として成長と効率化の両面から事業収益の好転をめざし、昨年8月にスタート。JAグループ各連合会と協働して取り組む。JAの経営状況を分析し、成長、効率化の施策を具体化し、営農、経済事業について収支改善と農業者の所得向上を目指す。県内で取り組むJAとしては2例目。
寺沢寿男組合長は「地域の農業基盤を守るJAの使命を将来までも果たしていかなくてはならない。そのためには効率化だけではなく、いかに各事業を成長させていくか。プログラムをしっかりと実践し、農業者所得向上と経営向上の循環により将来に向けた投資につなげることで地域農業の維持発展ができる。役職員一丸となって目標実現に向かって取り組んでいく」と話した。
報告会では、これまでの調査、分析から取りまとめた10の課題解決策を各実行責任者が発表した。
営農部門では、営農技術員の営業力強化や直売所売上に向けた販売戦略、生産資材予約注文の能動的な推進など7項目、経済部門では組織購買事業、宅配事業、LPガス事業の3項目について収支改善を目指す。
来月からは計画書の実行段階に入り、月次での進捗確認会議、半期ごとの実績確認会議を行い、3年後の目標達成を目指す。

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