農業の維持発展の実現を目的に昨年9月、JA佐久浅間が立ち上げた13のプロジェクトの一つ、花卉（トルコギキョウ）振興プロジェクトが本格的に始まった。
3月3日、佐久市のJA本所で開いた第一回新規栽培者講習会には、今年から栽培する20人が参加した。今後5年間で100戸の新規栽培者へ作付を導入する計画。今年度の新規栽培者には苗を無償提供する他、栽培講習会を定期的に開くなど安心して栽培できる環境づくりに取り組み、新規栽培者をサポートする。
講習会では、新規栽培者でも高品質なトルコギキョウを栽培出来るように、土づくりから定植までの工程を項目ごとに説明した。担当する同JA花卉果樹振興センターの手島涼輔係は「土づくりは根が健康に育ち、生育を良くするための環境整備。健康な作物生育と品質向上の原点なので土壌診断を活用してほしい」と話した。
同JA営農経済部の原田勝己次長は「トルコギキョウのプロとして栽培技術を磨き、素晴らしい花を咲かせ、一大産地を目指して共に頑張ろう」と呼び掛けた。