JA上伊那が指定管理者を務める伊那市西箕輪の農産物直売所「とれたて市場」が3月5日、リニューアルオープンした。オープンに合わせ5日と6日の2日間、地元産の農畜産物の特価販売が行われ、約1500人が訪れた。また、同日チューリップ展示即売会も行われ大勢の来場者でにぎわった。
同店は昨年12月1日から改修工事を行い、2月5日からプレオープン。改修工事では来店者がゆっくり買い物を楽しめるよう、店内の通路や農畜産物の売り場を広げ、出入口も増設。他にも、店内の照明をLEDに変えたことで明るくなり、より商品が引き立つ店舗となった。
開店前に行われたリニューアルオープン式典には同JAの御子柴茂樹組合長をはじめとする役職員や、伊那市長ら約20人が出席。新しい店舗の出発を祝ってテープカットを行った。
開店時には多くの人が列をつくり、採れたてのいちごや特価販売のきのこ、野菜などを買い求めた。また、同店のあるはびろ農業公園みはらしファーム構内で開かれたチューリップ展示即売会では、30種類3000鉢を販売。来場者は色や形など好みの鉢を選び笑顔を見せた。
伊那市内からの来場者は「店内も明るく広くなった。チューリップではおすすめされた種類を購入したので、花が咲くのが楽しみ」と笑顔で話した。
同JAの御子柴組合長は「JAはこれからも上伊那の農地を守り、緑豊かな景観を守っていく。この施設を拠点に地域の皆さんにも農業を理解していただき、みはらしからの景観を楽しんでもらいたい」と力強く話した。