リンゴフェザー苗木配布/農家安定経営へ

JAながの
フェザー苗を掘り起こす様子
フェザー苗を掘り起こす様子

JAながの営農センターは、リンゴのフェザー苗木の配布を開始した。この苗木は、同JA子会社の㈱ながの農花が昨年、鉛筆大の穂木と台木を接いで昨年植えて1年間養成させたもの。フェザー苗木は定植後、通常のものより収穫までの期間が早く、省力化にもつながり導入する農家が増えている。
リンゴの苗木は定植から収穫まで5年程度かかり、未収入期間が長く発生する。果樹農家の安定的な経営には、早期成園化に向けた技術の導入が欠かせない。フェザー苗を活用することで定植から概ね3年目で収穫が可能となり、早期多収が見込める。
掘り起こし作業を行った同センター技術員の佐藤翼さんは「りんごは果実が収穫できるまで長い年月を要します。そのため高密植栽培をさらに普及し、生産振興に繋げたいです」と話した。
JAでは生産者からの注文を受け「シナノリップ」「秋映」「シナノドルチェ」などの苗木約3,000本を養成し3月中に各リンゴ農家へ届ける。

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