店舗直売コーナーを拡張 生産者と利用者の懸け橋

JAながの
直売コーナーで商品を確認する山﨑社長(左)と同JAの牧副組合長(右)
直売コーナーで商品を確認する山﨑社長(左)と同JAの牧副組合長(右)

須坂市にあるA・コープすこう店は3月10日、JAながのと連携し店内に設置している農産物直売コーナーを拡張し、リニューアルオープンした。地産地消をコンセプトに1995年からスタートさせ地元住民や観光客からの需要が高く、品ぞろえや数量確保の声に応えた。当日は「ふきのとう」など早春を感じる品揃えで利用客を迎えた。
リニューアルでは面積を20坪から30坪へ拡張、店舗全体の約10%にあたる。旬の農産物のほかに加工品の品ぞろえも充実させ、年間を通して利用者が立ち寄れるよう工夫している。農産物は主に同店のアグリス地物ふれあい直売部会に加入する約200人の会員が、毎朝採れたての商品を店舗に届けている。トップシーズンには午前中で完売してしまうほどの人気ぶりだ。
(株)長野県A・コープの山﨑進社長はオープンを迎え、「生産者の皆さんには日頃から安心安全な食材を届けていただき感謝している。より一層の品ぞろえやサービスで生産者と利用者の懸け橋として従業員一丸となり役割を果たしていきたい」と力を込めた。
同店舗の21年度の直売売上は約1億2千万円でここ数年増加傾向。コロナ禍での巣ごもり需要が背景にあるが、直売コーナーを目的とした利用者増加も売上全体を押し上げていると同社は分析している。

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