地元ケーブル連携 有害鳥獣対策発信

JAながの
鳥獣の生態などを解説する清水専門員
鳥獣の生態などを解説する清水専門員

JAながのは県と地元ケーブルテレビと連携し、被害が後を絶たない有害鳥獣対策について、通信網を活用し生産者に伝える新たな取り組みを計画した。画面を通して鳥獣に対する考え方や防除対策、捕獲方法を伝えることで理解を深め、広く伝え浸透させたい考えだ。
この取り組みは例年、長野市信州新町地区有害鳥獣対策協議会が主体となり、JA支所などで対策説明会を開催していたが、コロナ禍で中止したため、代替案して模索していた。
同JA管内では主に同町や近郊の山間部を中心に有害鳥獣被害が多発していることから、このエリアを中心にケーブルテレビを通じて3月中旬から週替わりでテーマを変え、約1か月間に渡り毎日放送する。
2月下旬、初回放送に向けた収録が市信州新町支所で行われ、県地域振興局の清水亮鳥獣対策専門員が鳥獣の生態や特徴、被害状況などを中心に解説したほか、「収穫されない果樹や放置された野菜、廃果などが鳥獣への餌付けとなり、この改善こそが対策への一歩になります」と視聴者へ強く呼びかけている。
JAでは県との連携を強め生産者をサポートする他、継続的に情報発信をしていく考え。

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