地域の隠れた名品 JA女性部漬物部がつくる「おふくろ漬け」

JAみなみ信州
女性部こだわりの福神漬け「おふくろ漬け」の袋詰め作業
女性部こだわりの福神漬け「おふくろ漬け」の袋詰め作業

JAみなみ信州女性部山本支部の目的別グループ「漬物部」は、3日飯田市の同JA伊賀良支所加工施設で、福神漬けの袋詰め作業を行った。たくさん採れる野菜を残さず有効活用しようと23年前から取り組む活動。今では同支部の部員にも広く知られ、部員からも野菜の提供を受け、出来上がった福神漬けは販売3日で完売してしまうくらい人気の高い商品で、“幻の福神漬け”ともいわれるほど。きゅうりやナス、みょうがなど10種類の野菜を秘伝の調味料に漬け込み仕上げた「おふくろ漬け」は同グループや支部員に向け販売するほか、JAパーク山本店で数量限定で販売する。
代表の福岡琴美さんは「作る過程も含めて自分たちの楽しみになっているから、気が付いたらこんなに長く続いている感じです。重労働や衛生面など気を遣う作業も多く大変ですが、メンバーが集まると楽しくて元気をもらえるのでこれからも頑張っていきたい」と話した。
この日は、今年2月に漬け込んだ福神漬けの計量、タレ入れ、脱気、殺菌消毒、ラベル張りを集まったメンバー15人が役割分担して行い、袋詰めまでの作業をおよそ4時間行った。
メンバーは「野菜や調味料にこだわっているので、部員のみなさんにも楽しみにしてもらっている。メンバーも年が大きくなってきたので、若い人に入ってもらえると嬉しいな」と話した。

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