JA佐久浅間花き専門委員会振興花き専門部ユーカリ研究会は2月16日、佐久市のJA本所で、2021年度反省会を開いた。会員やJA全農長野など関係者約40人が出席。21年度の生産販売状況を振り返り、来年度に向けた取り組みなどを確認した。
21年度は、新規栽培者を募集し全体で125人が栽培した。出荷は春先の母の日需要に合わせ、越冬のために残した枝で出荷できる品質の物を試験的に出荷。品質次第では出荷できることを確認した。需要が高まるクリスマスシーズンである11月下旬から12月中旬は新型コロナウイルス感染が比較的落ち着いていたことから、昨年と比較し需要が伸びた。同JAの出荷本数は前年比152%の31万本であった。
同研究会では、次年度へ向けた対策として、需要等を考えた出荷規格の見直しや集団指導・巡回指導を強化し、産地全体の品質向上などが挙げられた。
JA営農経済部花卉果樹振興センターの手島涼輔係は「今後もユーカリの需要は伸びていく。高品質なユーカリを生産し、一大産地にしていきたい」と話している。