麦栽培指導会/生育状況から追肥の量と時期を確認/JA上伊那営農経済部米穀課

JA上伊那
平出技師の説明に合わせて資料に目を通す参加者
平出技師の説明に合わせて資料に目を通す参加者

JA上伊那営農経済部米穀課は2月7日から21日まで、管内7会場で令和4年産麦栽培指導会を開いた。このうち2月9日に宮田村のJA宮田支所で行われた指導会には生産者18人が参加。越冬後に行う1回目の追肥の量や時期について、上伊那農業農村支援センター平出有道技師から説明があった。
昨年からの管内の生育状況は10月中旬に播種が行われ、順調に生育。12月から年内はやや高温傾向で生育は旺盛となったが、1月がやや低温となったため、現在は平年並みの生育となっている。
指導会の中で平出技師は「圃場の状態によって追肥の量や時期を変えることが大事」と話し、1平方メートルあたりの茎数が違う写真を用いて説明。標準並みの生育であれば1平方メートルあたりの茎数は700~1000本で3月中旬に追肥を15kg撒くよう促した。また今年は新型コロナウイルス感染症による中国のロックダウンの影響を受け、毎年使用している肥料「塩安」が品薄となっている状況から「硫安」で代用することとなった。
指導会は定期的に行われており、次回は2回目の追肥前に実施する予定だ。

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