白ねぎ振興進む 共進会本部長賞受賞

JAながの
賞状を手にする石川会長
賞状を手にする石川会長

長野県、JA中央会、全農が主催する「令和3年度長野県白ねぎ品質向上共振会」が開かれ、JAながのみゆき白ねぎ研究会会長で木島平村の合同会社農業が好き石川農園の石川雅忠さんが全国農業協同組合連合会長野県本部長賞を受賞した。この共進会は県で生産振興を図る必要のある品目について、生産の安定と品質の向上を目的とし開かれ県下各地から出品され、同JA管内では初の受賞となった。
審査は、ほ場管理、収量、経営面が対象で、審査員長を務めた県野菜花き試験場の豊嶋悟郎場長は、「気候変動による大雨や日照不足が続き栽培管理が難しい1年であった。不利な条件の中で技術水準の高さが伺えた。」と評価した。
豪雪地帯である同エリアでの秋口以降の収入確保を目的とし、平成28年に生産者5人で始まり、現在では57人に増加、栽培面積も35aから1,000aまで広げ生産振興が進んでいる。石川さんは「ネギ栽培は県下では中信地区で歴史が深く品質も良い。みゆきのネギが肩を並べ評価された事が何よりもうれしい。生産者の士気向上にもつながる」と述べた。また、石川さんは独自に生産者への指導や新規就農者研修を積極に受け入れるなど「みゆきネギの一大産地化」に向け地域を挙げて取り組んでいる。2021年度の同JA管内では37,200ケース(1ケース5キロ)を出荷した。

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