農作業の安全と豊作祈る/諏訪大社上社で安全祈願

JA信州諏訪
安全を祈願しおはらいを受ける農業機械
安全を祈願しおはらいを受ける農業機械

JA信州諏訪は1月中旬、諏訪市中洲の諏訪大社上社本宮で農業機械の安全祈願を行った。農機を購入した生産者、農機具メーカー関係者、JA役職員ら約20人が参列。ボンネットやドアを開けて並べられた農機を神職が1台ずつおはらいし、参列者は農作業の無事故や1年の豊作を願った。
昨年11、12月にJAが受注した農機を対象に、この時期に毎年行う神事。生産者への納入を控えた真新しいトラクターや田植え機、コンバインなど合わせて14台が祈祷(きとう)殿前に並んだ。購入者と一緒におはらいを受けて清められた農機は、今春から田んぼや畑で稼働する。
小林昇経済事業本部常務理事は「コロナ禍で厳しい状況ではあるが、農業には農機具が欠かせないもの。農機具も世界的な半導体不足などで遅れがあったものの、多くの農機具が納期に間に合った。安全な農作業ができ、良い農産物ができて生産者の所得向上につながれば」と願った。

MENU