帰農塾柿コース剪定作業講座 来年に向けた重要な作業を学ぶ

JAみなみ信州
実践的な説明を熱心に聞く受講生ら
実践的な説明を熱心に聞く受講生ら

JAみなみ信州と南信州農業農村支援センターが行う帰農塾は25日、高森町の同JA市田柿工房近くの圃場で受講生12人が参加し、今年度の柿コース最後となる剪定作業の講座を行った。柿コースでは春から柿の栽培や、干し柿加工技術について学んできた。
この日は同JA営農部果実柿課の米山直樹(よねやま・なおき)係長が講師を務め、実際に剪定作業を行いながら基本的な作業方法や注意点などを説明した。剪定作業は柿の木の生長を促し美味しい実をつけるために重要な作業のため、受講者は質問を交えメモを取りながら熱心に説明を聞いた。
定年退職後、母と妻の農業を手伝うようになり家族の勧めで帰農塾に参加した受講生の光澤久(こうざわ・ひさし)さん(64)は「少しでも家でやる農業に生かせればと思い参加した。帰農塾で学んだことを実践して身に付けていきたい」と話した。
本年度予定する講座をほぼ終了した帰農塾では、3月開講を予定する来年度の受講生募集を始めている。以前は年齢条件があったが若い世代からの問い合わせが多くあり、今年度から年齢不問としたところ幅広い世代から申し込みがあった。多くの方に参加してほしいと次年度も年齢条件は不問。退職後に農業経営に取り組みたい人や直売所等への出荷・販売を目指す人など、就農希望者や農業を始めたい人、農業経営に意欲的に取り組みたい人を対象に募集。受講生全員を対象した基礎講座と、りんご、柿、きゅうり、トマト、アスパラガスの5コースから選択する専門講座がある(複数選択可)。申込期限は2月18日(金)。申込方法など詳しくは同JA営農部営農企画課(0256-52-6644)または南信州農業農村支援センター(0265-53-0436)まで。同JA営農部営農企画課でJA事務局の矢澤恵里(やざわ・えり)係長は「ぜひご自分の農業に合わせて多くの方に参加いただき、ご活用いただきたい」と話した。

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