万が一に備えて日頃から意識 防災学習会で対策学ぶ

JA信州うえだ
防災クッキングに挑戦する参加者
防災クッキングに挑戦する参加者

JA信州うえだ女性部よだくぼ南部支会は1月20日、長和町和田の和田コミュニティセンターで防災学習会を開いた。支会役員10人が参加し、災害対策について学び、防災クッキングに挑戦した。
同部は、三カ年プランの目標の一つに「防災学習」を掲げている。近年、異常気象が頻繁に発生することを受け、もっと身近なこととして防災について考える機会にしようと企画した。
JA生活指導担当者が、災害時に備えた食品の家庭備蓄やトイレ対策について説明。備蓄食品の選び方や収納方法、災害時のトイレ問題の深刻性、携帯トイレの重要性などを話した。災害時、応急手当てや荷物の固定などに使える防災ブレスレットも作った。防災クッキングでは、災害時でもできるポリ袋を使った料理を実践した。参加者は3班に分かれ、ご飯、コーンパンケーキ、麻婆高野豆腐、切り干し大根のイタリアンサラダの4品を完成させた。
学習会を終えた参加者は「防災というとどうしても食べ物ばかり気にしてしまうが、トイレ対策も重要な問題だと気付かされた」「どの料理も簡単に作れておいしく、普段からできそうなものだった。家でもやってみたい」などと話した。
同支会の荻野久子支会長は「最近は長和町でも台風や大雨で避難することがあった。日頃から災害を意識し、万が一に備えておくことはとても大切。学んだことをどんどん地域に発信していきたい」と話した。

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