写して残そう「農業」

JAグリーン長野
時間をずらし一人ひとり審査を進める審査員
時間をずらし一人ひとり審査を進める審査員

JAグリーン長野は1月24日、「第10回フォトコンテスト審査会」を長野市篠ノ井のグリーンパレスで開いた。全日本写真連盟やフォトグラファー、JAグループなど10名の審査員が厳正に審査し、最上位のグランプリに峰山聖一さんの「豊作の予感」を選んだ。
コンテストは今年で10年目・10回目。長野県長野建設事務所および長野地域振興局、(株)長野フジカラーの協力を得て、長野県内在住の組合員や地域住民、写真愛好家などから農業・農産物に関する作品を募集している。作品はJA広報誌「エバーグリーン」の表紙を飾り、農業の魅力の再発見をめざし、読者から「毎号楽しみ」「農業の楽しさや苦労が伝わり、心が和むものもあって良い」など評価を得ている。
今大会から、プリント作品以外に、デジタルデータの電子メール提出も可能とし、スマートフォンを活用した写真なども含め、管内外30人から、四季折々の農業風景を写した105点が集まった。審査員は30分ずつ時間をずらして会場に密を避けて来場。大会のテーマ「写して残そう“農業”」に即し、構図や色彩、撮影者の意図が伝わるかなどを基準に審査し、12作品の入選を決定した。
審査員の一人は「甲乙つけがたい、非常に良い作品が集まっており、審査が難しかった。写真を通じ撮影者のエネルギーを感じたので、広報誌に載ったときに、写真を見た方にそれが伝われば良い」と話していた。審査員長のJA駒村信一専務は、「組合員や地域の方に農業に関心を持ってもらう機会になればいい」と話した。
新型コロナウイルス感染拡大防止策に伴い、表彰式は中止。入賞者には個別で賞状と賞金を贈る。JAでは、次年度もフォトコンテストを計画したい考えだ。

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