年に一度の生産資材専門委員会/価格対策で高品質資材を安定供給

JA信州諏訪
JAの生産資材供給に関する意見を出し合った生産資材専門委員会
JAの生産資材供給に関する意見を出し合った生産資材専門委員会

JA信州諏訪は1月14日、茅野市のJA仲町会館で生産資材専門委員会を開いた。委員とJA職員計17人が参加。2021年度の農業生産資材の概況と実績を確認し、取扱商品や価格に関する意見・要望を出し合った。
JAは、管内のJAファーム店など計6店舗で、肥料・農薬・飼料・段ボール・種苗などの農業生産資材を販売している。
2021年度は、11月末時点での農業生産資材合計実績が19億7225万円(前年対比100.5%、計画対比104.1%)。組合員に高品質資材を低価格で安定的に供給するための価格対策として、肥料の需要期大幅値上げに備え、早期発注・在庫確保を行い、予約品目で価格対応を実施。また、JA全農長野と連携し、管内量販店の当用・予約価格を調査。仕入れ先に対する価格交渉と入札による仕入れを行った。
委員は「予約注文書をペーパーレス化してほしい」と要望。JA営農部生産資材課の小林雅典課長は「システムの構築と費用面の調整を行い、導入を検討していく」と回答した。また、JAの予約農薬の価格設定に関しては「調査の結果、95%が量販店と同一もしくは安い価格で販売することができている。高額なものも迅速に対応していきます」と強調した。
同委員会は、JAの生産資材供給に関する組合員の意見・要望を把握し、今後の事業運営に反映させることを目的に毎年この時期に開催している。委員長は小林昇経済事業本部担当常務理事。委員は各生産専門委員長、各専門部会長、直売所専門委員長ら。

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