花卉生産者大会開催/販売市場の流れに変化

JAながの
1月17日本所で リモートで大会に出席する職員ら
1月17日本所で リモートで大会に出席する職員ら

JAながのは1月17日、花卉の販売経過や次年度の振興方針、並びに卸市場との情報交換を目的とした「令和3年度花卉生産者大会」をリモートで開いた。
同JAの令和3年度の花卉全体の販売額は5億9千万円で前年比からは15%増であっが、春先より凍霜害を受けるなど、栽培管理の大変な年であった。また、長引く新型コロナウイルスの拡大によるイベント、冠婚葬祭の縮小や中止が続き不安定な状況も続いた。
同大会には各ブロックの花卉生産者をはじめ、同JAが組織する京阪神地区花卉販売推進協議会に入会する卸市場6社と県農業農村支援センター、全農長野北信事業所が出席した。卸市場の担当者からは、「計画的な生産による安定的な出荷量の確保が重要で生産者の収入に直結する」とした上で、「サブスクリプション(定期購入)を利用した若年層の消費や衣料メーカーでの花販売が好調だ」とコロナ禍による市場の変化についてなど意見を交わした。同JAの小池常務は「生産者や市場、JAとで連携を更に強固にし、この潮流をしっかり掴み、取扱拡大を図りたい」と意気込んだ。

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