JA女性大学 食農教育講座/フードドライブと料理教室を実施

JA信州諏訪
シュンギクギョウザの出来栄えを確認する受講生
シュンギクギョウザの出来栄えを確認する受講生

JA女性大学は1月12日、茅野市のJA玉川研修センターで必須科目「食農教育講座」を開いた受講生と職員16人が参加。『家の光』レシピを使って、手軽でおいしい料理をつくり、各家庭に持ち帰った。また、フードドライブを初めて実施した。
事務局の管理部協同活動推進課植松香織主任と堀内智恵担当が、『家の光』をテキストに日本の食品ロス事情について説明した。日本の食品ロス量は年間600万トン以上(平成30年)。その一方で、新型コロナウイルス感染拡大の影響で職を失い、食べ物に困るようになった人が急増している現状もあるとした。このため、身近でできる食糧支援の一環で余った食品を寄付して有効活用する「フードドライブ」を企画したとし、「皆さんからお預かりした食品は、責任もってお渡します」と呼びかけた。
受講生は、米12キロと、レトルトカレーや缶詰、紅茶パック、インスタントパスタ、ふりかけなど計23点を寄付。同日中に、事務局が長野県諏訪生活就労支援センター「まいさぽ信州諏訪」の担当者に手渡した。
後半は、料理講習会を実施。『家の光』レシピから「シュンギクギョウザ」「ブロッコリーとカリフラワーのからし和え」「レンコンとサーモンの柚子胡椒サラダ」を調理した。
受講生は4人ずつの班に分かれて各メニューを調理。「シュンギクギョウザ」はみじん切りにしたハクサイとシュンギク、豚ひき肉などをギョウザの皮で包み、フライパンで強火で熱する。ポン酢じょうゆ、ゆずこしょうを添えてできあがり。
諏訪市の古畑たえ子さん(60)は「レシピがわかりやすく、かんたんだけど勉強になることばかりでありがたい。今日のメニューは夕食に家族皆で味わいたい」と話していた。

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