セルリー苗配布/安定生産を支援

JA信州諏訪
セルリーの苗を引き取る生産者
セルリーの苗を引き取る生産者

JA信州諏訪は1月上旬、原村のJA育苗ハウスで、セルリー苗の配布を始めた。管内のセルリー生産者11戸が訪れ、育苗箱を毛布などで包んで保温しながら大切に持ち帰った。
育苗経費や労力の削減、安定生産の支援を目的に、毎年行っている取組み。営農部の職員が同ハウスで播種、管理した苗を、6月まで月3回、7月に1回、計19回配布を行う。
この日は、昨年12月6日に播種し、本葉1枚半ほどに仕立てた約50箱を配布。今後は苗の生育に応じて数回植え替えを行い、3月上旬に加温ハウスへ定植。5月中旬頃に初出荷する予定。
苗を引き取った茅野市の藤森康弘さん(48)は「温度管理に気を付けて苗を管理し、高品質なセルリーを生産したい」と話した。
同JAは夏秋期のセルリー出荷量が日本一。令和3年度は約73万6,405ケース(1ケース10キロ換算)が出荷された。

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