生産者と接客の「プロ意識」を

JAグリーン長野
「接遇」について学ぶ会員
「接遇」について学ぶ会員

長野市若穂の女性生産者による直売所出荷組織「若穂ふれあい市」は1月上旬、同市若穂のJAグリーン長野若穂ふれあいセンターで「直売講習会」を開いた。直売品目の増大と直売会員の栽培技術・意欲の向上をめざしたもので、会員の要望に基づき、新型コロナウイルス対策を講じながら開催。会員28人が出荷するなか、(株)長野県A・コープ職員やJAグリーン長野職員を講師に「接客マナー」や「直売所の売筋品目と販売表示」、「野菜の栽培方法と農薬を使用する際の注意点」を学び、2022年の生産拡大に意欲を高めた。
このうち、「接客マナー」は、A・コープ職員が指導。「お金をいただいて仕事をしている以上、“プロ”意識を持ち、接客ではなく“接遇”をすることが必要」と話し、接客と接遇の違いについてを説明。あわせて、「お客様との対話で“地”が出ることもあり、それが直売所らしさでもあるので、基本を守り、ケースバイケースで対応し、お店や“私”のファンを増やしてほしい」と話すと、会員は大きく頷いていた。会員の一人は「接客未経験者も多く、友達感覚で接してしまうことも多いので、会員それぞれが接遇を意識できる良いきっかけになったと思う。」と話した。
若穂ふれあい市 倉島幸子副委員長は、「今日学んだことを生かして、多くの会員に良い品物を出荷してもらい、大勢のお客様に喜んで買っていただくことができればいい」と話した。
「若穂ふれあい市」は、長野市若穂地区内に2店舗を構える農家生産者による直売所。温湯温泉湯~ぱれあ店は1月4日から、JA若穂果実流通センター店は1月11日から営業している。JAでも引き続き、生産者・組合員の活動・営農支援に取り組む考えだ。

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