佐久市協和のJA佐久浅間しらかばアイスヨーグルト工場は、施設内の直売店にミニギャラリーを設置した。年間を通じて人気の主力商品「のむヨーグルト」のほか、期間限定のソフトクリームを求めて訪れる地元利用者や県内外の観光客らが気軽に立ち寄り、交流する機会をつくることで地域の活性化につなげる。
ギャラリーは昨年12月に開設し、第一弾としてJAが主催するフォトコンテストの入賞作品を展示。地域の観光名所を撮影した作品や季節の風景などの写真が好評だ。今後は、JA支所だよりなどで地域住民にギャラリーへの出展を呼び掛けるなど、活用の幅を広げるとしている。
中嶋邦泰工場長は「地域の酪農振興を担う工場と利用者をつなぐ交流の場として地域の魅力を発信したい」と話している。
同工場は2019年6月に旧工場から移転してオープン。ヨーグルトの原料は、工場から5キロ圏内の4戸の酪農家が搾乳した生乳を使用。30年にわたり地域で親しまれ、佐久市のふるさと納税返礼品としても人気が高い。21年3月には「佐久市農商工連携地産地消の店」に認定された。