架空料金請求詐欺を未然防止/安心できる接客を/ファミリーマートJA平出店

JA上伊那
伊那警察署長から感謝状を受け取る渡邊店長(中)
伊那警察署長から感謝状を受け取る渡邊店長(中)

JA上伊那の協同会社、株式会社グレースが運営するファミリーマートJA平出店は12月27日、架空料金請求詐欺を未然に防いだとして伊那警察署から表彰された。表彰式には同社の向村祐治社長や同店の渡邊賢店長、同JAの御子柴茂樹組合長が出席し感謝状を受け取った。
11月10日、同店に「パソコンがウイルス感染したので電子マネーを買いに来た」と70代男性が来店。慣れない様子で電子マネーを買い求めた。レジ対応をした30代女性のアルバイト従業員は、パソコンがウイルス感染したことや電子マネーの購入方法を知らないことを不審に思い、渡邊店長へ報告。詳細を聞いた渡邊店長が警察への連絡を促し、男性の了承を得て同署へ通報した。警察官が駆け付け詐欺と分かると、男性も安堵した様子を見せた。
渡邊店長は「未然に防ぐことができたのは当店で初。これからも変わらず、安心できる接客を心掛けていく」と話した。
同署管内で2021年1月~11月末までに発生した特殊詐欺被害は前年の同時期に比べ8件も多い14件。同店では電子マネーの購入の方法がわからない来店者や、高額の購入者などへ積極的な声掛けを行い、特殊詐欺の未然防止に取り組んでいる。今年管内にあるファミリーマートJA店10店舗のうち、同店のほか3店舗で詐欺被害を未然に防ぎ表彰を受けている。

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