上小農業青年クラブ協議会、県上田地域振興局上田農業農村支援センター、21上小農業活性化協議会、JA信州うえだと同JA青年部は12月21日、上田市の県上田合同庁舎で「上小農業青年クラブプロジェクト活動・意見発表会」を開いた。
自らのあるいは地域の課題を解決するために実践してきた調査研究などの取組みの成果と日頃抱いている夢や想いを発表し、農業者としてのスキルアップを図ることが目的。
意見発表の部で3人、プロジェクト活動発表の部3人合わせて6人が発表した。意見発表の部の最優秀賞に東御市農業青年クラブの楢原勇太さん、プロジェクト活動発表の部の最優秀賞に東御市農業青年クラブの菅谷惣さんが選ばれた。
審査は背景と動機、内容、発表態度などを3つの審査項目ごと「大変評価する」から「評価しない」を5~1として、発表時間の長さなどを合わせて総合的に評価した。
楢原さんは「農家として生きていく」をテーマにおいしいものを作りたいという思いを大切に一歩一歩すすんでいきたいと発表を行った。
菅谷さんは「長期どりネギ栽培の課題」をテーマに品種の差や適期作業の重要性、出荷時の作業効率などについて発表した。
また参考発表として丸子修学館高等学校の古市壱成さんが「収穫時に元気な副葉を利用しよう」をテーマに発表した。
最優秀賞を受賞した
2人は2022年2月9日に行われる「明日の長野県農業を担う若人の集い」に上田地区代表として発表する。
楢原さんは「これまでの自分を見直すいい機会だった。上田地区の代表として堂々とした発表をしたい」と話した。
菅谷さんは「発表するにあたり、1年前から周りの方に相談、サポートいただきながら準備してきた。上田地区の代表として講評で言われたことをより改善させて頑張りたい」と話した。