芋焼酎「伊那八峰」今年の出荷始まる/上伊那地域で栽培された芋を使用/伊那八峰の会

JA上伊那
オリジナル銘柄を手にPRする関係者
オリジナル銘柄を手にPRする関係者

上伊那8市町村のサツマイモ生産者や酒造会社、酒販店などでつくる「伊那八峰の会」は、産地ごとのオリジナル銘柄をそろえた芋焼酎ブランド「伊那八峰」の今年の出荷を始めた。12月20日には発表会を開き、約20人が出席した。
同会は地域の特産品づくりや、遊休荒廃地の解消を目的に2006年に結成。地元産の焼酎造りに取り組む。原料には各市町村で栽培された焼酎に適したサツマイモ「黄金千貫(こがねせんがん)」を使用し、喜久水酒造(株)が醸造している。今年出荷される分は3~5年前に仕込み、熟成させたもので、「伊那八峰」をはじめ市町村ごとのオリジナル銘柄の計11銘柄となっている。栽培に関しては、飯島町を除く7市町村で186a、約33.5tを収穫した。
同会の池上明会長は「コロナ禍で飲食のスタイルは大きく変化した。今年は再度販売方法を見直し、高品質に仕上がった焼酎をPRしていく」と決意した。
販売価格は「伊那八峰」が1082円(900ml税込)、オリジナル銘柄は1210円(同)。上伊那管内のA・コープや酒販店で販売されている。

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