JA上伊那青壮年部は12月16日、伊那市狐島のJA本所でJA上伊那青壮年部学習会を開いた。同部の伊藤将史部長や盟友、同JAの役職員など44人が参加。JA信州うえだ管内で水稲やそば、大豆などを栽培し、現在全国農協青年組織協議会の会長を務める柿嶌洋一さんを講師に招いて、「JA青年組織の活性化について」と題し学習した。
同部は昨年から新型コロナウイルス感染症の影響により、思い通りの活動ができないなか、できる活動をと学習会を計画。感染防止対策として参加人数を制限した。
柿嶌さんは自らの生い立ちや青年部での取り組み、感じたことなどを講演。青年活動のメリットとして、「1人でできないことができ、地域として可能性が広がる」、「個人の声はみんなの声」、「仲間との出会いから、自己を見つめ直すことができる」ことを挙げた。また、JAと青年組織の関係についても触れ、「JAを拠り所に協同の力を発揮しよう」と熱弁した。
講演後、伊藤部長は「JAに対して提案するにも、まずは学習して知識をつけることが大切だと改めて感じた。来年以降の活動につなげていきたい」と抱負を述べた。
出席できなかった盟友に対しては後日、撮影した動画を支部ごとに視聴する形で学習会を開催。講演の内容を踏まえて盟友からの意見を集約し、今後の活動の活性化に役立てる。