営農技術員の実習米、木曽病院へ寄贈

JA木曽
実習米を濱野院長(右)に手渡す狩戸課長代理と技術員たち
実習米を濱野院長(右)に手渡す狩戸課長代理と技術員たち

JA木曽は12月21日、営農技術員の指導レベルや資質向上をはかるために、試験栽培を兼ねて作った実習米30kgを木曽町の県立木曽病院へ寄贈した。
JA農業生活部農事園芸課の営農技術員4人が、同病院を訪れ、同課狩戸公彦課長代理が「営農指導で米作りの苦労を知ることも必要だということで作り、収穫した米の一部を病院で使っていただきたい」と同病院の濱野英明院長に手渡しました。濱野院長は「いただいたお米を大切に使わせていただき、患者の皆さまに提供したい」と礼を述べた。
同農事園芸課では、毎年技術員が木曽管内の稲作現地指導を行っていますが、技術員の中には自分で稲作を体験していない担当もいることから、実際に水田で米を作って今後の指導に活かそうと技術員全員で米作りを始めた。木曽町内の農家より3aの水田を借り、田起こしから始め、田植え、水管理、収穫、脱穀までの全作業工程を行い、130kgの米を収穫した。
狩戸課長代理は「営農技術員の米作りは今後も継続し、出来れば一般職員にも体験してもらい、収穫した米の一部は地域貢献として病院や福祉施設へ寄付として届けたい」と話した。

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