JAみなみ信州と同JA畜産協議会は、16日飯田市鼎の同JA本所で、第24回畜産共進会(酪農の部)の表彰式を行った。受賞者や南信州農業農村支援センター、飯田家畜保健衛生所、JA全農長野、同JA職員らが参加した。
現在15戸の酪農農家で構成する同JA酪農部会では、部会全体で品質や生産向上を目指し、毎年同協議会で共進会を行っている。酪農の部の審査は、令和2年10月1日から令和3年9月30日までの期間、全部会員を対象に、1日1頭当たりの生産額(乳価×乳量)を生産者ごとに算出し、順位を決定。最優秀賞には昨年に引き続き、飯田市の塩澤光宏さん(68)が選ばれた。
塩澤さんの牛舎では現在搾乳牛60頭ほどをロボット搾乳し、同共進会でも受賞者の常連。代理で表彰を受けた娘婿の塩澤裕樹さんは「家族で頑張ってきたことに高い評価をいただきうれしい。来年も受賞できるよう気を引き締めて取り組みます。多くの方に牛乳を飲んでもらいたい」と話した。
表彰式であいさつにたった同JAの中村彰常務は「日々、品質、生産にご尽力され感謝申し上げます。外部環境のめまぐるしい変化で畜産業も大変苦しい時期ですがこれからも高品質で安全安心な牛乳を消費者に届けられるよう、生産者とJA、行政が協力していきましょう」とあいさつした。
入賞は次の皆さん
▽最優秀賞:塩澤光宏さん(飯田市)▽優秀賞:(株)吉川牧場(飯田市)、吉川嘉一さん(飯田市)▽優良賞:吉川俊男さん(豊丘村)、唐沢裕輔さん(豊丘村)、片桐達司さん(根羽村)