小学3年生が白ネギの皮むき体験/食と農を近づける/伊那東小学校3年生

JA上伊那
丁寧に皮むきをする児童
丁寧に皮むきをする児童

伊那市の伊那東小学校3年生約100人は、12月16日と17日の2日間で、地元農家の松本竜司さん(51)と美保さん(51)夫婦から白ネギの出荷作業の流れを学んだ。この取り組みは同校の社会の授業の一環で地域の仕事を知ることを目的に行われている。
今年9月に竜司さんが行った出前授業では、白ネギの植え付けから6か月後の収穫までの流れを学習。今回、2回目の授業として収穫後から出荷までの流れを学んだ。
16日には約30人の児童が、松本さん宅で白ネギの出荷作業の様子を見学。また実際に白ネギの皮むき作業を体験した。児童らは皮むき機の音に驚きながらも、あっという間にきれいになった白ネギを見て歓声を上げた。初めは緊張した面持ちで皮むき機の前に立った児童も、体験した後には「面白い」「意外と怖くなかった」と笑顔で話した。この日、児童らが皮むきした白ネギは翌日の学校給食で使用された。
竜司さんは「うちが農家ではない児童が多くなっている。この授業を通して、農業を身近に感じてもらい、食と農を近づけたい」と力強く語った。

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