伊那谷の伝統的な正月飾り「おやす」作りを指導

JAみなみ信州
支部役員の指導で「おやす」を作る
支部役員の指導で「おやす」を作る

JAみなみ信州年金友の会高森支部は3日、高森町の社会福祉法人ジェイエー長野会の特別養護老人ホーム「あさぎりの郷」を訪問し、同施設職員へ伊那谷の伝統的な正月飾り「おやす」の作り方を指導した。指導の後、同支部役員がしめ縄を作り玄関ホールへの飾り付けも行った。
同支部による「おやす」作りの指導としめ縄作りは毎年の恒例行事となっている。利用者に正月の伝統を感じてもらおうと同施設が同支部役員に相談したことで始まり、10年以上継続している。
この日は同支部役員4人が「おやす」の作り方を指導し、同施設職員7人が「おやす」を30個程作った。初めて体験する職員もいたが、作り方を教わりながら手際よく作業を進めた。
「おやす」作りのあと、同支部役員が長さ4.5メートルのしめ縄を作り施設のホール入口へ飾り付けた。この日作った「おやす」は12月下旬から1月中旬まで利用者の部屋の入口に飾り、利用者に年末年始の季節感を楽しんでもらう予定。
同支部の寺澤敏支部長は「今年もおやすとしめ縄を飾ることができて嬉しい。伝統的な正月飾りを見て、利用者に正月気分を感じてもらいたい」と話した。
荒井重晴施設長は「今年もおやすとしめ縄を作ってもらい、利用者に正月の雰囲気を楽しんでもらえる。毎年指導に来ていただき有り難い」と感謝していた。

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