地域の果樹生産のために 生産農家有志による樹園作業

JA洗馬
果樹棚の改築作業に打ち込む農家メンバー
果樹棚の改築作業に打ち込む農家メンバー

JA洗馬管内の太田地区では、大粒種ブドウや梨、桃などの果樹栽培が盛んであり、毎年冬になると生産農家ら数名が集まり、剪定作業や果樹棚の新設、増改築作業などを請け負っている。
野菜産地で有名な洗馬地区だが、太田地区は県内でも有名な桔梗ヶ原ワインバレーと隣接していることから、JAに出荷される果実生産以外にも、醸造用のブドウ生産も盛んな地域でもある。
しかし、生産者の高齢化や兼業化とともに冬期の剪定作業や、専門知識を有する棚の新築、増改築作業が困難となる世帯もあり、農家グループによるこのような取り組みが地域の農業生産を支える頼もしい存在となっている。
グループの代表を務める塚原敏文さんは、「メンバーは20代から70代の農家で構成されており、剪定作業や果樹棚の作り方・補修方法など、ベテランから若手に技術を伝授する場としても一役買っている。幅広い世代間の交流を通して、地域の農業生産を守り
ながら、これからも農家同士の繋がりを大切にしていきたい」と話した。

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