畜魂祭/コロナ禍を支えた御霊に感謝/JA上伊那、JA上伊那畜産部会協議会

JA上伊那
玉串奉奠する御子柴組合長
玉串奉奠する御子柴組合長

JA上伊那と同JA畜産部会協議会は12月14日、伊那市狐島のJA本所で畜魂祭を開いた。JAの御子柴茂樹組合長や役職員、同協議会から酪農部会、肉牛部会、中小家畜部会の部会員53人が出席。牛や豚、鶏、兎など畜産事業の発展と感謝を込めて神事を行った。
出席者らは、神主の祝詞に合わせて御霊に感謝し、各代表者が玉串を奉奠。畜魂に祈りを捧げた。また、献杯は畜産らしく、上伊那の若手酪農家が企画、開発した「酪農家のおもてなし牛乳」で行った。
今年の同JA管内では新型コロナウイルス感染症の影響や消費が多くなる夏場が比較的冷涼だったことから、牛乳や乳製品の消費が落ち込んだ。また、冷涼だったことは乳量の増加につながり、年末年始にかけての不需要期になると、生乳が処理しきれない可能性が懸念されることから、同JAでは消費拡大運動に取り組んでいる。また、若手の生産者も増えており、意欲的に規模拡大が図られ、畜産全体では計画比・前年比を大きく上回る実績となっている。
御子柴組合長は「コロナ禍で新しい生活様式が定着しつつある中でも、日本の食料を支える1次産業はこれからも努力していかなければいけない。JAともどもコロナに負けないよう団結して努力していこう」とあいさつした。

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