JAながのは長野市三才の清泉女学院短期大学と地域の課題解決に向けた連携事業の実施を目標とする包括連携協定を結び、地域農業の振興と理解促進に向け協力をしている。2年目となる本年は、マーケティング授業の一環で、同JAが運営する長野市穂保のアグリながぬま農産物直売所の「販売拡大の契機作り」について学生がそれぞれ研究発表を行う。JAでは効果が見込めると判断したプランは運営策の一つとして取り入れていきたい考え。
12月上旬、同直売所の田中浩介所長が講師として登壇し、直売所の役割や農産物の流通、販売、消費などを解説したほか、販売状況やコロナ禍による顧客減少など実際に抱える問題を説明し、学生へ研究課題を投げかけた。国際コミュニケーション学科1学年33名は今後、講義を通じて課題に対する原因究明や解決策を模索し、合わせて、地元農産物への理解を深め独自のマーケティングプランを立案する。同JAへのプレゼンテーションは1月を予定。
昨年は、地元特産のきのこに着目した消費拡大に向けた販売戦略や食材を提供し料理レシピを共同で考案するなどの協力を行った。