危ない時は逃げ込んで 倭ふれあいセンター県警の「安全の家」に登録

JAあづみ
表示板を手渡す青木教頭(左)と福嶋理事(右)
表示板を手渡す青木教頭(左)と福嶋理事(右)

JAあづみ倭ふれあいセンター(松本市梓川)は15日、長野県警察などが展開する「こどもを守る安全の家」に登録された。緊急時の駆け込み場所として、児童の安全を守っていく。
「こどもを守る安全の家」は登下校時の児童を守るため、小学校の通学路にある一般住宅、コンビニ、商店等が協力し、犯罪や声かけ事案、交通事故等の被害に遭い、また遭いそうになった場合の保護、警察や消防への通報等などの他、不審者(車)などを見つけた場合の通報などの見守り活動をする場所。
同センターは通学路に面し、近隣には通学用バスの停車場や公園などの遊び場がある。放課後や夏休みには多くの児童の姿が見られる。2年ほど前、児童が不審者に声をかけられる事案が発生し、警察関係者から防犯カメラの映像提供を求められたこともあった。
倭地区担当の福嶋栄雄理事やJA職員らが地域に役立つ活動を協議したところ、この活動に参加することを思いついた。梓川警察官駐在所に相談したところ、各種基準を満たしているとして登録された。
この日、同センターを訪れた松本市立梓川小学校青木和夫教頭から表示板や委嘱状が手渡された。表示板を通学路から見やすい同センターの入口に固定し、JA職員らは児童が保護を求めてきた際の留意事項やプライバシー保護に関する注意事項などを共有した。
同校の青木教頭(52)は「通学路やバス停などの近くにこうした場所があると安心できる。とてもありがたい」と話した。
福嶋理事は「地域の子どもたちの安心・安全を確保したい。組合員や地域住民から頼られるJAを目指す」と意気込んだ。

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