JA佐久浅間は12月7日、佐久市のJA佐久望月支所で「しらかば地区農業機械・肥料・農薬説明会」を開いた。良質米産地で知られる同市浅科地区の担い手生産者グループ「信州あさしな99」が、メーカーとの情報交換の場を設けようと2015年に始めたのがきっかけ。水稲生産者を対象としていたが、今回は新たな試みとして、野菜生産者も対象とし、大勢の来場者で賑わった。
会場には肥料・農薬メーカーなど35社のほか、農業農村支援センターとJA全農長野が相談コーナーを設置。労力軽減や作業時間短縮に向けた最新の機械や資材を紹介した。来場者は各ブースを回り、メーカー担当者に商品の使用方法や特徴などを確認し、来年に向け知識を深めた。
初めて来場した野菜生産者は「今回初めて声を掛けてもらい、何か新しいものを見つけられればと思って来場した。メーカー担当者と意見交換が出来て、とても有意義な時間を過ごせた」と話している。
メーカー担当者は「生産者から直接話を聞き、今後の商品開発につなげられる」と話した。
事務局のJAしらかば西部営農センターの今井由春調査役は「コロナ禍でメーカーと生産者をつなげることが出来なかったので、大勢の生産者に来場してもらえて良かった。新しい資材を見て、来年度の生産につなげてもらいたい」と話している。
JAは今後も生産者のニーズに応え、低コストで安全な農機資材の普及に取り組み、農業所得の増大と地域農業の振興につなげる方針だ。