小諸市は4月の凍霜害や夏の干ばつなどの影響で被害を受けた果樹農家を支援しようと、規格外のリンゴをふるさと納税の返礼品として取り扱いを始めた。
変形や表面の傷などで商品の価値が下がったリンゴを全国の消費者に食べてもらうことで、被害を受けた生産者が前向きになれるようにとの意味を込めて「前向きリンゴ」と名付けた。
商品は「サンふじ」10キロで、寄付金額は2620円。受付開始から1時間あまりで用意した100ケースの受付が終了した。同市耳取のJA佐久浅間あさま果実共撰所の光センサーで糖度11度以上のリンゴを選別し、寄付者に順次発送する。
同共撰所の山本和正係長は「寄付をいただいた大勢の消費者に感謝したい。生産者が手塩に掛けて育てた小諸市産のリンゴを味わってほしい」と話している。