JA上伊那美篶手良支所が主催する「親子青空教室」は12月4日、伊那市美篶の美篶公民館「きらめき館」で今年最後の授業と閉校式を行った。この教室は同支所と美篶公民館、美篶育成会が協力して行う食農教室。2002年に同JA生活部会の働きかけで始まり、今年で20年の節目を迎えた。
今年は14組の親子が参加。7月に開校し、これまでジャガイモの収穫や稲刈りなど全5回の授業を行った。今年は新型コロナウイルス感染症の影響で開校が遅れ、当初予定していた田植えや、ジャガイモの植え付けはできなかったが、職員が代わりに植えたものを収穫した。また、業務用トマトを収穫しトマトソース作りをする予定だった8月の授業は、感染者状況を考慮しJA生活部会が作ったソースを配るドライブスルー形式とした。
今回の授業は9月の稲刈りで出たわらを使いしめ飾りづくりを行った。講師は農事組合法人みすずに所属する4人の地元農家。参加者は苦戦しながらも親子で協力し、しめ飾りを完成させた。子ども達は「上手にできた!」などと話しながら、笑顔でしめ飾りを見せ合った。
閉校式でJAの春日保理事は「この教室を通して、作物づくりの苦労と楽しみを体験してもらえたと思う。来年もぜひ、多くの友達を誘って参加してもらいたい」と期待した。