飯山市常盤のJAながのみゆき野菜花き集荷所で、冬至用カボチャの出荷が12月3日から始まった。今年は、同市の生産者16人が栽培に取り組み、1,300ケース(1ケース=10キロ)の出荷を予定していて、主に県内向けに販売する。冬場の必要性食材として需要は高まる。
12月上旬から市場に出回り、晩秋以降の収入確保につながることから、振興品目に位置付ける。カボチャは地域の生産に適した「栗五郎」と「ほっこり133」の2品種で、ほくほく感があり甘味が強く、日持ちが良いのが特徴。試験栽培を経て、栽培方法や品質面で一定の成果と方向性を確認し、10年ほど前から取り組んでいる。今後も、地域に適した品種や消費者から需要のある品種の選定を続けていく。
カボチャは保存性が高く、10月末頃から11月上旬に収穫後、10度ほどの風通しの良い場所で25~30日間追熟させ、12月初旬にかけて出荷する。