育てた大豆で豆腐手作り

JAあづみ
出来上がった豆腐を丁寧にざるに移す児童
出来上がった豆腐を丁寧にざるに移す児童

安曇野市立穂高南小学校2年生101人は25.26日の両日、畑で栽培した大豆「ナカセンナリ」を使って豆腐を手作りした。JAあづみ女性部員5人が講師となり「ざる豆腐」の作り方を手ほどきした。この取り組みは、同JAが学校の食農教育を支援する「あぐりスクールサポート事業」の一環。
豆腐作りに使用した大豆は11月上旬に収穫したもの。一晩水に浸しておいた大豆をミキサーで細かくし、鍋で煮て、こしぬので包み搾って豆乳とおからに分けた。豆乳は焦がさないようにかき混ぜながら80℃まで温度を上げ、にがりを加えて固めた後、おたまで丁寧にざるに移し、水気を切って仕上げた。
出来立ての豆腐を食べた児童は「ふわふわしていて美味しかった。こんな豆腐食べた事ない」と笑顔を見せた。
担当教諭は「食や農業の大切さや大変さを身を持って感じられる貴重な体験をさせていただきありがたい」と話した。
同JAが取り組む「あぐりスクールサポート事業」は命を育む「食」の大切さと、その「食」を支える「農業」への理解を深め、地域の農家や教諭らとともに、子供たちに「食の教育」と「農の教育」の一連の取り組みを通じて「生きる」ことを伝える事が目的。2017年、同JA創立50周年記念事業の一環でスタートし6年目を迎えた。

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