リンゴ即売会

JAグリーン長野
生産者に相談しながらりんごを選ぶ来場客
生産者に相談しながらりんごを選ぶ来場客

JAグリーン長野でリンゴを扱う4流通センターは、11月15日から28日のうち、センターごと数日間、「リンゴ即売会」を開催している。新型コロナウイルス対策として、例年開く「ふじまつり」を期間を長めに設定し、来場客の分散を図った。今年は春先の低温・凍霜害で品質低下が発生し、贈答発送用は早期に受付を終了、即売会期間は家庭用向けのオープン箱品を中心に販売し、好評を博している。
長野市若穂の若穂果実流通センターでは、11月23日・24日に同センターで即売会を開催。10時開店を前に多くの来場客が集まり、販売がスタート。家庭用向け品として「サンふじ」「シナノゴールド」を準備し、雹害果を1箱1,000円(1箱=5kg)、それ以外を1,500円と、価格を分けて並べ、流通センター運営委員の生産者が店頭に立って、来場客からの要望や相談に応じながら販売。女性客は「見た目は気にせずおいしくいただいている。大変ななかで作ってくれている生産者さんに感謝している」と話し、生産者に選ぶのを手伝ってもらいながら5箱を購入していた。生産者は「味はとても良いので、多くのお客様に買ってもらえればありがたい」と話した。同センターでは2日間で約800箱を売り上げた。
JAでは12月中旬までリンゴの市場出荷を続け、販売拡大による生産者手取りの確保に努める考えだ。

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